支援の先に広がる世界

 先週のブログで任意団体の設立の話を書きましたら、数人の人から「三輪さんの活動は助成金の対象になりうるので、NPOの方がいいのではないでしょうか?」人によっては「一般社団法人にした方がいいですよ。」とも言われました。確かに企業から協賛金、助成金などを頂こうと考えれば、先方が税金の控除を受けれるように、NPO格以上の設立はありだとは思いますが、NPOは10人以上のメンバーをそろえる必要がありますし、会計報告が必要ですから、だれか確実な金庫番が必要になります。さすがに私一人ではできないのは、十分始めからわかりますので、ちょっと正直揺れ動いています。


 今日、クラファンが目標金額に達成しました。皆様心からお礼を申し上げます。そしてクラファンで心から感じたことは、人にお金を出していただいたことに対して、こちらがなすべきことは、重い十字架を背負うことだと痛切に感じています。ここをきちんと襟を正して向き合わなければ、私の身を削ることになるともわかっています。


 その上でのこれからの取り組みなのですが、作家活動は今までと同じく進めますが、「祈りのかたちLow vision プロジェクト」というチームでやっていきたい事をもう一度お話しします。Low vision bookの活動の最初として、オンライン、ZOOMを駆使して、視覚障がい者が望んでいる本の調査をしてみたいです。一昔前であれば、これは大変な作業でしたが、SNSを使うことで、本当に望んでいる人から感想を求められると感じています。やっぱり、ここはツボだと思います。私の作家心として、Low vision bookの絵本を作ってみたいのです。絵本は子供向けに限定していません。鳥獣戯画は我々大人こそが楽しめる巻物絵本です。今回の祈りのかたちの取材で、盲学校の校長先生だった多胡宏先生が、「視覚障がい者用の美術の教科書がない。」とおっしゃった言葉は印象的でした。そうだよね、絵本だってないよね、まさしくこの辺りも探ってみたいのです。


 もちろん、触れる彫刻展は普通に考えていますが、ただある作品を触れてOKというのではなく、空間全てが触ることを楽しむ展示であってもいいかもしれないと、考えています。見えなくても、知恵を使おうです。絶対通れる道はあるはずです。


 「祈りのかたち」の文化財の魅力を発信するために、こちらも実験的にオンライン展覧会を開いてみたいのです。一番やりたいことは、無指定文化財の修理の現場です。うまく企画を考えれば、勧進もできるかもしれません。知恵を使って生きていく道を探して行こう、です。


 何度も、何度も自分に向かって言いたいです。襟を正して生きよ、出資して下さった方に対して、応えよ、無理するな、心をこめよ。感謝して生きてまいります。皆様この度はクラウドファンティング目標達成しました。ありがとうございました。